誤嚥性肺炎を予防するためにはのどを鍛える必要がある。どうやって?

今回は“誤嚥性肺炎を予防するためにはのどを鍛える必要がある。どうやって?”ということについて書きたいと思います。

 

なるべく声を出して歌を歌ったり、嚥下おでこ体操といった、のどの周りの筋肉を鍛えることで、誤嚥が予防できます。

 

人間は生きていくために食事をとる必要があります。

人は徐々に長生きするようになってきましたが、年齢とともに飲みこみの力は落ちていきます。

無意識に行っている嚥下(飲みこみ)ですが、タイミングがうまくいかないと食物が気管に入ってしまい、むせることがあると思います。

一時的なら良いのですが、これが続くと気管から肺へ食事や唾液が流れ込み、肺炎を起こします。

高齢者でこのような誤嚥性肺炎は多くにみられ、重症化すると生命を脅かします。

実際日本人における高齢者の死因の中で肺炎はトップ3に入っています。

この誤嚥性肺炎は普段からのどを鍛えることである程度防ぐことができます。

ぜひみなさん、とくに中高年以降の方には取り組んでいただきたいと思います。

 

耳鼻咽喉科医の西山耕一郎先生の“肺炎がいやならのどを鍛えなさい“という本もご参考いただけたらよろしいかと思いますが、いくつか普段からできることがあります。

まず、声を出すことです。

飲み込みに関わるところは喉頭という部分が、食事が通るところである食道と息が通る気管を分けており、その喉頭の部分がうまく機能せず誤嚥が起こります。

喉頭をうまく機能させることが大事です。

喉頭は声を出す器官でもあり、声を出す筋肉と飲みこみの筋肉はかなりオーバーラップしています。

ですから声を出すことで飲みこみの筋肉も鍛えることができます。

高い声の歌手の歌などをカラオケで歌うと良いと思います。

また、嚥下おでこ体操といって、おでこを手で押さえながら前屈するとのどの筋肉に力が入るのが分かると思います。

5秒間キープを5~10回行うことで喉の筋肉を鍛えることができます。

さらに肺炎を予防するためには、のどだけではなく、肺炎を予防するためには肺を鍛える、つまり肺活量をアップするような訓練をする事が大切です。

深い呼吸をするための口すぼめ呼吸(ロングブレスダイエットのような呼吸)、空のペットボトルや風船など膨らませたり縮めたりすることも肺活量アップに繋がります。

このようなことをできるだけ毎日行うことで、肺炎になることを予防することができるのです。

 

高齢化社会に向けて、みなさんも若いうちから肺炎のためのどを鍛えて自立できるようにがんばりましょう。