のどがとても痛い、少し息苦しさもある。でも内科でのどは腫れていないといわれ様子見ることになった。これって大丈夫?

今回は“のどがとても痛い、少し息苦しさもある。でも内科でのどは腫れていないといわれ様子見ることになった。これって大丈夫?”ということについて書きたいと思います。

 

 

急性喉頭蓋炎の可能性があり、そのままにしていると急速に進行し窒息し生命に危険を及ぼすこともあります。耳鼻咽喉科で喉頭内視鏡検査を受けましょう。

 

 

 

耳鼻咽喉科の病気の中で命に関わる急を要する病気にはいくつかありますが、とくに注意をしていただきたいのが、上記の症状です。

 

のどが痛くなる病気は一般的には風邪症状から始まる咽頭炎、喉頭炎などの炎症が多いですが、稀に上記のような症状が起こることがあります。

 

ポイントとしては飲み込みづらくなるほどのどが痛い、少し呼吸がしにくい、口をあーとしてのどを診てもらったけれどそんなに腫れていないと言われた、などを訴えます。

 

のどには喉頭、つまり声を出すところでもあり、息をするところの通り道でもある部分に喉頭蓋という食事が喉頭・気管内に入らないようにする部分があります。

 

そこが細菌やウイルスによる感染で腫れてしまい、息をする道をふさいでしまうのです。

 

これは数時間単位で進行するため、病院に来て診察後的確に診断されず、帰宅した際に窒息してお亡くなりになるという事故が残念ながら全国の医療機関(特に救急の病院など)で起こっています。

 

喉頭内視鏡検査を行えばすぐに診断がつきますが、通常の内科や救急ではそのような器械がありませんので、口の中だけをみて問題なさそうであれば内服処方で経過を見ることがあります。

 

どうしてものどの痛みが強い、そんな軽いはずがないと思う方はぜひ喉頭内視鏡検査が備わっているような耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

 

トレーニングされている救急の施設であれば、レントゲンやCT検査などでも診断はできますが、そのドクターがこの病気を意識して診察しているかにもよります。

 

我々耳鼻咽喉科医は少なくともこの病気の怖さを知っている人がほとんどなので疑ってかかることが多く、おそらく喉頭内視鏡検査を行う医師がほとんどだと思います。

 

急性喉頭蓋炎と診断されたらすぐに入院して点滴治療を行う必要があります。

場合によって窒息しないように気管切開といって首の前に穴を開け呼吸する道をあける必要があります。

 

一刻を争う事態になりますので、自宅に荷物を取りに行くといった余裕もなくなります。

そうならない前に呼吸苦が出る前に、のどの痛みが強いようなら耳鼻咽喉科を受診し早めに喉頭内視鏡検査を受けてください。

 

 

以上“のどがとても痛い、少し息苦しさもある。

でも内科でのどは腫れていないといわれ様子見ることになった。これって大丈夫?”ということについて書きました。

皆さんのご参考になれば幸いです。