副鼻腔炎ってなに?蓄膿症とは違うの?

今回は“副鼻腔炎ってなに?蓄膿症とは違うの?”ということについて書きたいと思います。

 

副鼻腔炎は、副鼻腔に起こっている炎症すべて(アレルギーや化学刺激による炎症を含む)を指していて、蓄膿症はあくまでも膿がたまることを表しているため、以前はよく使われていた名称だが現在は、わかりやすく説明するとき以外はほぼ使われない。

 

 

副鼻腔とは顔の骨の中に鼻を取り囲むようにある複数の空洞の事です。

副鼻腔はいずれも一部は鼻の中の鼻腔につながっており、部位によって上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞とよばれる4つの部屋があります。

 

これらの空洞、つまり副鼻腔に起きた炎症を副鼻腔炎といいます。

 

かつては副鼻腔炎の炎症の結果として膿(うみ)がたまることが多かったので“蓄膿症(膿のたまる病気)”と呼ばれていました。

 

“蓄膿症”という病気は膿がたまるということですから副鼻腔には限らないのですが、以前は膿がたまる病気で副鼻腔の炎症が圧倒的に多かったので、“蓄膿症”と呼ばれていました。

 

現在では副鼻腔だけが蓄膿というわけではなく他の部位にも膿はたまること、副鼻腔に起こる炎症も膿がたまるだけではなく、アレルギーや化学的刺激などでおこる粘膜の腫脹なども含まれることなどから、副鼻腔炎という名前になっています。

 

副鼻腔炎には急性と慢性があり、急性は風邪症状の後に引き続き起こる頬や額の痛み、黄色い鼻水などが特徴です。

急性副鼻腔炎の多くは抗菌薬などの薬物治療で改善します。

 

症状が激しく、視力や頭の中の合併症を起こすようなら早めの手術による排膿が必要になります。

慢性副鼻腔炎ではマクロライドの少量投与といって、マクロライド系の抗生物質の通常量の半量を3か月間ほど長期投与します。

鼻のポリープがある場合などは点鼻薬を併用します。

 

アレルギーの関与がある場合は抗アレルギー薬も投与します。

 

この治療のおかげで薬物治療法は向上し手術になる患者さんは減少しました。

しかし、それでも改善しないような重症例では、手術が必要になります。

 

以前は口の中から歯肉を切ってアプローチすることもありましたが、現在ではよっぽどの患者さんでない限り、鼻の中からの内視鏡にて手術を行います。

内視鏡下の手術は患者さんにとってはかなり体の負担が減ったと思います。

 

内服で良くならない場合は、主治医とご相談の上手術をお勧めします。

 

以上“副鼻腔炎ってなに?蓄膿症とは違うの?”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。

 

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