子供の舌が短い?舌が前に出てこないけどこれって大丈夫?

今回は“子供の舌が短い?舌が前に出てこないけどこれって大丈夫?”ということについて書きたいと思います。

 

 

舌の下のスジが短い舌小帯短縮症の可能性があります。多くの場合は成長とともに問題なくなりますが、新生児期にミルクを飲むことに障害がある場合、積極的に手術が勧められます。

 

 

舌の下にあるスジを舌小帯といい、生まれつき短いと舌の動きが悪くなって、ほ乳(ミルクを飲むこと)障害や構音障害(発音が悪くなる)が起こることがあります。

これを舌小帯短縮症と言います。

 

舌小帯短縮症に対して手術を行うかは以前から議論があり、医師によっても違いがあったり、時代によっても違いがあったりします。

 

というのも症状が軽度であれば成長していくと改善していく場合もかなりの患者さんであるからです。

生まれたときに舌小帯短縮症と診断されてもその多くは成長に伴って正常に発達することが多いです。

 

ほ乳(ミルクを飲むこと)障害では、子供の成長や母親の授乳中の乳頭の痛み軽減のために、積極的に手術を行う傾向にあります。

 

構音障害(発音が悪くなる)では、訓練で矯正が可能であるため手術になる患者さんは少ないです。

少なくとも軽症から中等症では4歳頃まで手術を行わずに経過を見ます。

 

それ以降であれば言語聴覚士の意見やご家族の希望など考慮して手術をする事もあります。

かかりつけ医とご相談ください。

 

また、近年では上記の症状以外でも、アイスクリームがなめられない、思春期以降に問題となる性的行為の障害なども考慮し、症状に対する患者自身の苦悩・ストレスの程度を十分に考慮し手術の選択も検討すべきという意見もあり、議論があるところです。

 

手術は患者さんにより局所麻酔でも可能な場合もありますし、難しければ全身麻酔で行うこともあります。

手術でかえって舌下部のひきつれや違和感を訴える方もいますので、軽症の場合は手術をするかは主治医とよく相談してから行ってください。

 

以上“子供の舌が短い?舌が前に出てこないけどこれって大丈夫?”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。