食事の時に顎の下が痛くて腫れる。どうしたらいい?

今回は“食事の時に顎(あご)の下が痛くて腫れる。どうしたらいい?”ということについて書きたいと思います。

 

 

唾石症の可能性があります。今腫れているなら落ち着かせるために抗生物質などの内服が必要で、頻回に繰り返すなら石を摘出する必要があります。

 

 

 

食事の時に顎(あご)の下が腫れるのは唾石症の可能性があります。

唾石は唾液を排出する場所にできる石です。

 

唾液(つば)は唾液腺という腺組織から作られます。

人の体の中で主な唾液腺はおたふくの時にはれる耳下腺、顎(あご)の下にある顎下線、口の中の舌の下にある舌下線があります。

 

唾石ができる主な場所は顎下線とその排出経路です。

顎下線はつばを舌の正中下側の部分から排出します。

 

よく石ができる場所は、顎の下の顎下線から舌の下の正中部分の間の管の部分です。

舌と下の歯の間の口腔底と呼ばれる部分を触ると硬い石が分かることもあります。

 

尿管結石といって尿の排出経路に石ができて背中に痛みを伴うことがありますが、同じようなものと考えていただけるとわかりやすいと思います。

 

唾液(つば)を出す管の中に石がつまるので、唾液が外に出て行かず、唾液を作っている顎下線内に唾液がたまるため腫れてきます。

 

ひどい場合は感染を起こして痛みが強くなり熱が出たりすることもあります。

触って石が確認できれば診断は容易ですが、難しい場合はレントゲンやCT検査を行えば診断は難しくありません。

 

急性の炎症を起こしているときは抗生物質などの飲み薬やうがい薬などで経過を見て、頻回に痛みや腫れを繰り返すようなら手術を行います。

 

手術は管の中にある石であれば切開して取り出すのでよいのですが、顎下線内にあるものは顎下線ごと取ってしまいます。

顎下線は1個取ってしまっても特に機能には影響を及ぼしませんのでご安心ください。

 

 

以上“食事の時に顎の下が痛くて腫れる。どうしたらいい?”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。