子供が溶連菌感染症と言われました。どんな病気?大丈夫?

今回は“子供が溶連菌感染症と言われました。どんな病気?大丈夫?”ということについて書きたいと思います。

 

咽頭炎、扁桃炎のうちで溶連菌により起こる細菌感染で、抗菌薬をしっかり内服すれば、ほとんどの患者さんは数日で解熱し良くなります。

 

 

のどが痛くなり、発熱や頭痛などの風邪症状があるときに病院を受診すると、のどが赤く腫れて炎症があるねと言われることがあると思います。

これは急性咽頭炎・扁桃炎と言って、日常的に見られる病気です。咽頭は口の後ろの部分の壁で、扁桃はその両側にあるいわゆる扁桃腺と呼ばれているもので、咽頭炎・扁桃炎はその炎症を指します。

 

ほとんどは一次的にはウイルスの感染で、ばい菌(細菌)の感染が続発するのですが、細菌感染がはじめから原因となる事もあります。

その中で最も多いのが溶連菌です。

 

溶連菌は急性咽頭炎の原因菌となる頻度が高く、成人では5~10%、小児では15~30%を占めるとされています。

溶連菌が原因かどうかは迅速診断キットで診断することができ、のどに綿棒を入れてこするだけです。

10分程度で結果が出ます。

 

アデノウイルスによる感染でも似たような症状が出るため、疑う場合はアデノウイルスも迅速検査でチェックします。

ウイルスによる場合は、基本的に自分の免疫力で治すので、抗菌薬は必要ありません。

しかし、溶連菌感染の場合は抗菌薬の内服が必要です。具体的にはペニシリンの10日間内服が勧められており、セフェム系薬剤の5日間投与も効果があります。抗菌薬の投与でほとんどの患者さんは数日で解熱し、適切な治療を行えば24時間以内に周囲への感染が防げるので通学、通勤も可能になります。

 

ただし、1日3回の薬を1日2回にしたり、良くなったからと2.3日で服用を中止したりすると病気が再燃し、リウマチ熱や急性糸球体腎炎といった病気を発症する可能性がありますので、完全な除菌ができるように内服は決められた量をしっかり服用するようにしましょう。

 

以上“子供が溶連菌感染症と言われました。どんな病気?大丈夫?”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。