家族のいびきが大きくて困っています。ほっといても大丈夫?どうしたらよくなる?

今回は“家族のいびきが大きくて困っています。ほっといても大丈夫?どうしたらよくなる?
”ということについて書きたいと思います。

 

 

いびきに睡眠時無呼吸がある場合は、様々な合併症を生じる可能性があるので、きちんと検査し治療する必要があります。いびきだけであれば、鼻の治療や横向き体位をとる、口腔内装置、断酒などをまず行いましょう。それでも良くならなければ症状に合わせて手術を検討しましょう。

 

 

いびきは、睡眠時に呼吸をした時に上気道(鼻や口のあたり)から音が発生する状態をいいます。

いびきの音は、上気道が色々な原因で狭くなった場合、呼吸の際にその通路を通る空気圧が高くなり、通過した空気が乱流を起こすため生じます。

 

いびきの原因には肥満、顎が小さい、アデノイド(鼻の後ろの扁桃組織)・口蓋扁桃肥大、開口による下顎の後方移動、仰向け寝の重力の影響による気道の狭小化、鼻づまり、口蓋垂(のどちんこ)が長い、飲酒・薬物による影響などがあります。

上気道が完全に閉塞してしまうと睡眠時無呼吸症候群という状態になります。

いびきは睡眠時無呼吸症候群の一番軽い状態です。

 

睡眠時無呼吸症候群は、時々低酸素状態になることやストレス、交感神経の活性化などの影響で、脳血管疾患や心循環疾患を含む全身疾患へ影響します。

また、日中の眠気や認知機能へ影響を及ぼし交通事故や仕事への影響など社会的な問題も生じます。

 

睡眠時無呼吸症候群があるかどうかを検査するためには在宅で行う携帯型装置あるいは専門施設で入院の上行う大型装置を用いた検査が必要になります。

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、寝ているときに鼻や口のところにマスクをあてるCPAP(シーパップ)療法や歯科装具(マウスピース)、減量、断酒、手術(アデノイド切除、口蓋扁桃摘出術、軟口蓋形成術)などの治療を行います。

 

重症の患者さんを治療しないで放っておくと、脳血管障害は2倍以上、心血管イベントは5~6倍増加すると言われています。

いびきだけであれば、睡眠時無呼吸症候群の軽い状態ですので、鼻づまりがあれば飲み薬や点鼻薬などの治療、仰向け寝ではなく横向きで寝る、口腔内装置を装用、断酒などを行い、それでも効果が無い場合には手術(子供であればアデノイド切除や口蓋扁桃摘出術、大人でも口蓋扁桃摘出術や軟口蓋手術)を検討します。

 

 

以上“家族のいびきが大きくて困っています。ほっといても大丈夫?どうしたらよくなる?
”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。