首ののど仏の上のところに膨らみがあって時々腫れたりします。正中頸嚢胞と言われましたがこれってどんな病気?

今回は“首ののど仏の上のところに膨らみがあって時々腫れたりします。正中頸嚢胞と言われましたがこれってどんな病気?”ということについて書きたいと思います。

 

 

正中頸嚢胞は胎生期の違残です。成人になってから初めて症状が出る人もいます。診断は比較的簡単で、大きくなったり、感染を繰り返したりするなら、手術による摘出が勧められます。

 

 

首の正中ののど仏の上のところに膨らみがあって柔らかく、痛みがないようなら正中頸嚢胞の可能性が考えられます。

感染を伴うと痛みを伴うこともありますが、感染を起こさなければ通常痛みはありません。

 

胎児期(お母さんのお腹の中にいるとき)にのどのところができる際に、甲状舌管という喉(のど)の一部が、通常は生まれるまでに消失するのですが、それが消失せずに残って嚢胞化したものを正中頸嚢胞(甲状舌管嚢胞)と言います。

先天性の頸部腫瘤では最も多い病気ですが、3分の1は20歳まで症状が出ず、それ以降に医療機関を受診し見つかることもあります。

正中頸嚢胞は、CT検査、MRI検査、エコー検査などで比較的簡単に診断可能です。

基本的には治療は大きさが気になるようであれば、手術による摘出が行われます。

 

小さくて気にならないようならそのまま経過観察も問題ありません。

しかし、時々感染して赤くなったり、腫れたり、膿が出る、などの症状があれば摘出した方が良いと考えます。

 

しかし、手術は感染が治まってからでないとしっかり嚢胞が取れなかったり、出血したりする可能性があります。

感染時には抗生物質の内服や注射などで対応します。

極めて稀ですが、癌の発生もあり(1%弱)、その意味でも手術で取っておいた方が良いと考えます。

 

以上“首ののど仏の上のところに膨らみがあって時々腫れたりします。正中頸嚢胞と言われましたがこれってどんな病気?”ということについて書きました。皆さんのご参考になれば幸いです。

 

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